関脇・若隆景、小結・若元春兄弟 地元福島へ活躍を届ける「あの日のことを思い出すことはありますね」

[ 2023年3月12日 04:40 ]

稽古に励む若隆景(左)と若元春
Photo By スポニチ

 関脇・若隆景(28)と小結・若元春(29)が11日、大阪府堺市の荒汐部屋で稽古を行った。この日で東日本大震災の発生から12年。福島県出身の2人は、それぞれの思いを語った。

 12年前、高校生だった大波兄弟は、長兄・若隆元が当時から所属していた荒汐部屋に身を寄せて避難生活を送った。その2人が今では部屋を引っ張り、史上3組目の兄弟三役となった。若元春は「そういう意味では恩返しできたのかな」としみじみ。若隆景は「あの日のことを思い出すことはありますね」と被災地へ思いをはせた。毎年訪れる特別な日を、ともに三役力士として迎えた兄弟。今場所も故郷・福島を思い、勇気づける活躍を届けていく。

続きを表示

2023年3月12日のニュース