“PO前哨戦”埼玉 返り討ちで開幕11連勝 94年コンビで逆転

[ 2023年3月12日 04:38 ]

ラグビーリーグワン第11節 ( 2023年3月11日    東京・秩父宮ラグビー場 )

味方へ合図を送る埼玉の松田
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 3試合が行われ、昨季王者の埼玉(旧パナソニック)は東京SG(旧サントリー)に41―29で逆転勝ちし、開幕11連勝で首位をキープした。FB山沢拓也(28)が勝ち越しトライを決めればSO松田力也(28)は5ゴール2PGで16得点。94年生まれの同学年コンビが貫禄を示した。東京ベイ(旧クボタ)は静岡(旧ヤマハ発動機)を40―27で下し、2位キープ。トヨタ(旧トヨタ自動車)は花園(旧近鉄)に62―24で快勝した。

 負けない埼玉にはリキヤとタクヤがいる。最大14点差から後半に逆転。ゴール成功率100%をマークした松田は「どんな展開でも焦らず、後半に流れが来るのは(チームの)文化として根付いている」と胸を張った。

 その文化を示したのは24―24で迎えた後半20分だった。敵陣ゴール前で松田が防御の隙を突くショートパントでインゴールへアシスト。本職SOながらFBで出場した山沢拓が転がりながら捕球し「お互いにやりたいことができた結果」と勝ち越しトライを決めた。同学年で同ポジションだが、山沢拓が「それぞれの個性がある。競争しているつもりはない」と言えば、松田も「お互いに違う色がある。ライバル意識はない」。“ダブル司令塔”は、あうんの呼吸だった。

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2023年3月12日のニュース