BMX中村輪夢　5月Xゲームで「僕しかやらん技」披露へ　前回は珍事…今回は新技で沸かす

5月に開催されるXゲームの会見に出席した（左から）西矢椛、中村輪夢、佐々木元、白井空良、芝田モト、四十住さくら
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　5月12～14の3日間、千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催される世界最高峰のアクションスポーツの祭典「Xゲーム」の会見が2日に行われた。日本初上陸となった昨年に続き2年連続の開催で、招待制により約100人が出場予定。

　BMXフリースタイル・パークの世界選手権王者として参戦する中村輪夢（ウイングアーク1st）が登壇し「去年、海外の大会で結果を出せたけど、なぜか日本でやる世界大会は、よう転けるんで…。今年こそ日本のお客さんの前でかっこいい走りがしたい」と話した。

　6位だった昨年の日本大会は「1本目のドロップイン（止まった状態から滑り降りる技）でミスって、世界で初めての奇跡を起こして…」と振り返る。同席した男子スケートボード・パークの白井空良（ムラサキスポーツ）も近くで応援していた当時を鮮明に覚えており「（ミスの後に）一切話しかけずに来なくなった」とイジられ、中村は「そんな余裕ないわ、と（笑い）。今年は1本目から集中したい」と苦笑いで話した。

　中村にとってXゲームは「小さい頃からずっと見ていて、目指してやってきた」大会。昨年は念願の世界選手権を初制覇し「今年の目標はXゲームで優勝。それを日本でできるようにめちゃめちゃ練習して、それを果たしたい」と意気込んだ。独創的な連続技も懐で暖めており、今年は珍ミスでなく「僕しかやらん技」で度肝を抜く予定だ。

　会見では女子スケートボード・パークの四十住さくら（ベンヌ）が「2連覇したい」と力強く話し、同ストリートの西矢椛も「楽しみたい」と笑顔。BMXフラットランドの佐々木元、男子スケートボード・バートの芝田モトも世界最高峰の舞台の魅力を語った。