十両筆頭の朝乃山「幕内の1桁台を狙っていきたい」春場所大勝ちで一気にジャンプアップだ

[ 2023年3月2日 15:43 ]

朝白龍(左)を相手にぶつかり稽古を行う朝乃山(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の十両・朝乃山(28)が2日、東京都墨田区の高砂部屋で春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けての稽古を行った。

 この日は申し合い稽古は行わず、序ノ口・朝白龍(24)を相手に一丁押しを約25本。そのままぶつかり稽古も行い、立ち合いの当たりを入念に確認した。

 前日の3月1日は29歳の誕生日。お祝いのメッセージは60~70件もらったそうで「もう(来年で)30歳ですしそんなにゆっくりはできない。早く幕内へ行きたいという気持ちはありますし、一場所一場所が大事になってくるので良い成績を残していきたい」と気を引き締めた。

 春場所の番付は東十両筆頭。十両上位には元大関の栃ノ心(35=春日野部屋)や昨年名古屋場所で初優勝を果たしている逸ノ城(29=湊部屋)ら実力者がひしめく。「先場所よりは厳しい場所になるかもしれないけど、そこでいかに自分の相撲を取りきって成績を残せるか」。十両の土俵で史上初となる元大関対決を見据え「非常に楽しみ。思い切ってやりたい」と待ち望んだ。

 勝ち越せば幕内復帰が確実となる地位。「できれば大勝ちして幕内の1桁台を狙っていきたい」。計算上では、12勝以上すれば夏場所で前頭1桁の番付に上がることが予想される。15戦全勝なら一気に幕内上位へのジャンプアップも可能に。2場所連続の十両優勝、そして初場所で果たせなかった全勝へ向かい「自分の体を生かした前に出る相撲を取っていきたい」と意気込んだ。

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2023年3月2日のニュース