高木菜那さん ヨハンコーチから普段は厳しすぎる言葉ばかりも…ラストレース後のハグは「愛しかなかった」

[ 2022年4月18日 22:26 ]

高木菜那さん(ロイター)

 北京五輪で銀メダルを獲得したスピードスケート女子団体パシュートの高木菜那さん(29)、高木美帆(27)、佐藤綾乃(25)が、18日放送の日本テレビ「しゃべくり007」(月曜後9・00)にゲスト出演。菜那さんとヨハン・デビット・ヘッドコーチ(42=オランダ)の関係性について語られる場面があった。

 5日に現役を引退した菜那さんについて、佐藤が「誰も知らない高木菜那の29年の集大成」と手書きで12項目を用意。その中に「ヨハンとほとんど意見が合わない」とあった。これについて佐藤は「2人の性格が凄い似てる。気が強いところとか、お互い自分の意志を絶対に曲げないというのは持っているのでバチバチ」と2人の関係性を語った。

 菜那さんは「綾乃にすっごい優しいんですよ、ヨハン」と感情を込めた。ある練習の時に、菜那さんと佐藤が美帆につけなかった。すると、ヨハンコーチは佐藤に対して「大丈夫か?一回休めよ」と優しい言葉をかけた。だが、菜那さんに対しては「お前何で美帆につけないんだよ。それじゃダメに決まってるだろ」と厳しい言葉だった。これには「えぇーみたいな」と対応の差に悲しんだ。

 また、菜那さんのレースが悪かった時には「あのレースはダメだ。今、俺は話したくない」と怒られるが、佐藤に対しては「今はあまり調子良くないから。でも頑張ったと思うよ」と、ここでもかける言葉に違いがあった。

 この違いに菜那さんは「1年の最初のミーティングとかで『もっと優しくしてください』って言いました」とお願いしたことがあると告白した。それでもヨハンコーチは菜那さんに対して「言う人がいないから俺はあえて言う」と自身の考えがあった。

 そんな関係性でも菜那さんは「仲が悪いわけでもない」とした。「私はヨハンのことが好きだし。ヨハンも私のことを凄い大好きなんだなと思った。最後のレースの後、ずーっと『菜那、来い』ギューみたいな」と熱いハグをされて「愛しかなかった」とヨハンコーチの気持ちをくみ取れたと明かした。

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2022年4月18日のニュース