高木美帆 ライバルだった姉・菜那の現役引退に「もう競わなくて良いんだなって気持ちも少しは…」

[ 2022年4月5日 16:33 ]

メダルを手に笑顔を見せる高木美(撮影・木村 揚輔)
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 北京五輪の日本選手団主将を務め、金を含む4個のメダルを獲得したスピードスケートの高木美帆(27=日体大職)が5日、日本記者クラブで記者会見に臨み、同日に現役引退会見を行った姉・菜那(29)について語った。

 姉の引退について、「スケートを取り組むにあたって、姉がいないっていう時期は今までなかったので、それがどういう風に感じるのかっていうのはまだ分からなくて…まだ実感がわいていない所もあると思うんですけど」とコメント。続けて「それでも、ライバルっていう関係はなくなるんだなっていうのは感じています。そこは、複雑な所があって寂しい気持ちもあるんですけど、もう競わなくて良いんだなって思うような気持ちも少しは心の中にある部分はあります」と語った。

 この日、姉からプレゼントされたイヤリングをつけていた高木。イヤリングをつけてきた思いについて聞かれると、「全然ないんですけど…姉がその時に『来年もしかしたら、スーツを着る機会が増えるかもしれないし、美帆は(イヤリングを)持っておいた方が良い』みたいなことを言っていて、くれたんですよね」と経緯を説明。続けて「その時にネックレスも同じブランドであって、それも欲しいっておねだりしたんですけど『自分で買え!』って言われたので…イヤリングは姉、ネックレスは自分で買って、シーズンが終わって、あいさつまわりとかでスーツを着る時はこれつけてます」と笑顔で話した。

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