高木美帆 姉・菜那の引退に「刺激を受けたり…姉を見ていて努力することが当たり前だった」

[ 2022年4月5日 14:02 ]

会見で笑顔を見せる高木美(撮影・木村 揚輔)
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 北京五輪の日本選手団主将を務め、金を含む4個のメダルを獲得したスピードスケートの高木美帆(27=日体大職)が5日、日本記者クラブで記者会見に臨み、同日に現役引退会見を行った姉・菜那(29)について語った。

 「引退をするということに関しては、相談は受けなかったですね。姉自身で決めたことだと思います」とコメント。「今シーズンで引退するつもりっていう話をしたり、聞いたりっていうことはあったんですけど、引退するかどうか悩んでいるっていう話ではなかったです」と振り返った。

 姉との関係性については、「姉妹として仲が良いという風に思ってますし、けんかなんかもしますけど、一緒に旅行に行くとか買い物に行くっていうのも普通にする姉妹ではあるんですけど、同時に同じ種目を競い合うライバルであって。だから、相談できることと出来ないことがあったり、弱みを見せられるところと、見せたくないところがあったりっていうのは特殊な関係だったのかなとは思いますね」と明かした。

 また「私がスケートをするにあたって、自分が特に悩んでいる時期とか、姉がいることでなにかきっかけを得たりとか、刺激を受けたりとか、私がスケートで自分の道を進むにあたって、姉を見ていて努力することが当たり前だった」と回顧。「自分のなりたい姿に向かって、ひたむきに頑張っている所を妹ととして、幼い頃からずっと見てきたというのもあるんですけど、自分のスケートに対する姿勢だったり、影響を受けたところはたくさんあるんだろうなと感じています」と語った。

 最後には「改めて、話したりとかしないので…あと、姉のことになるとどうも恥ずかしくなってしまうので、あまりメディアの前で喋ってきてないですけどそういう風には思ってます」と照れ笑いを浮かべていた。

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