高木美帆 現役続行を表明「いつ終わりが来ても良いように、悔いが残らないようにやれることをやりたい」

[ 2022年4月5日 14:23 ]

会見で笑顔を見せる高木美(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 北京五輪の日本選手団主将を務め、金を含む4個のメダルを獲得したスピードスケートの高木美帆(27=日体大職)が5日、日本記者クラブで記者会見に臨み、現役続行を表明した。

 現役続行について聞かれると「現役は、はい!」と笑顔。「やりたいなと思ったので、そう思い続けられる間はやっぱりやりたいなと思ってます」と話した。

 また、「スケートすること自体に対して、嫌いっていう感情っていうのは幼少期を除いてあまり持ったことがない。幼少期はまた別なんですけど、中学生に上がってからそういう気持ちを持ったことはない」とした上で、「でも、スケートを続ける上にあたって、発生する色々なことに対して、つらい気持ちだったり苦しい気持ちだったりっていうのをもう耐えられないかもしれないって思ったことはありましたね」と振り返った。

 続けて「あと、夏のトレーニングは、いつも冬になると忘れちゃうんですけどめちゃめちゃつらいので、モチベーションもなかなか上がらないですし、氷上に乗れるわけではない、自分の技術がどう改善していくかの実感もなかなか得られない中でのトレーニングで、地味でつらいことでもあるので…そういうこと全部を好きになれているかって言われると、どうかな?とは思うんですけど」とコメント。

 最後には「スケートを滑っている自分だったりとか、取り組む過程で色々発見していく時間だったりとかは好きなんだなっていうのを改めて感じたことでもあった」とし、「今は、いつ終わりが来ても良いように、悔いが残らないようにやれることをやりたいなっていうくらいに受け取ってもらっても良いのかなって思います」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年4月5日のニュース