BL東京がトッドの“ヒールキックパス”から3連続トライで勝利 リーチは通算100キャップ

[ 2022年3月13日 16:34 ]

ラグビーリーグワン第9節   BL東京 37―18(前半15―6) 東葛 ( 2022年3月13日    秩父宮 )

<BL東京・東葛>後半、ヒールキックでパスを出すBL東京・トッド(右)(撮影・木村 揚輔)
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 東芝ブレイブルーパス東京(BL東京、旧東芝)がNECグリーンロケッツ東葛(東葛、旧NEC)を破り、2連勝で5勝4敗と白星を先行させた。東葛は不戦敗を含めて6連敗(2勝7敗)となった。

 両軍とも1PGずつ決めて迎えた前半23分、東葛はSOレメキ・ロマノラヴァがシンビンで10分間退場。数的優位となったBL東京は27分に連続攻撃からFB豊島翔平が右隅へ勝ち越しトライを決めた。34分にはSO中尾隼太のキックパスを右タッチ際でWTBジョネ・ナイカブラがキャッチして内側へリターン。CTBセタ・タマニバルがインゴールへ抑え、15―3とリードを広げた。

 東葛は前半終了間際にレメキのPGで3点を返し、15―6で迎えた後半15分にはキックのこぼれ球からレメキが右タッチ際を独走。サポートしたCTBティム・ベネットのトライで15―13と2点差に詰め寄った。

 だがBL東京は後半21分、左タッチ際でパスを受け損なったフランカーのマット・トッドが、倒れ込みながらも後ろへそれたボールを右足で“ヒールキック”。前方へ浮いた“パス”をNo・8徳永祥尭が左隅へ抑えるという珍しいトライで22―13と一歩抜け出した。27分には右ラインアウトからモールを押し込んでフッカー森太志、27分にもWTB桑山淳生がトライを決め、3連続トライで勝敗を決定づけた。

 この試合ではBL東京の日本代表フランカー、リーチ・マイケルが通算100キャップ(トップリーグ、リーグワン合計)を達成。ボールキャリアーとしての見せ場は少なかったが、攻守に忠実なサポートやダウンボールへの素早い飛び込みなど泥臭いプレーは健在で、勝利に貢献した。

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