西村 勝って世界に名を刻む!4日開幕TOTOジャパンクラシック、歴代覇者はレジェンドばかり

[ 2021年11月3日 05:30 ]

パッティンググリーンで調整する西村(撮影・井垣 忠夫)
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 世界ゴルフ殿堂入りを果たしたナンシー・ロペス(米国)、メジャー10勝を含む通算72勝を誇るアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)――。ゴルフ界のレジェンドが歴代覇者に並ぶTOTOジャパンクラシックは4日に開幕。コロナ禍により今回は日本単独開催となったが、西村優菜(21=スターツ)はそんな伝統の大会に強い思いを抱く。

 「自分の中で高い位置づけの大会。そういう歴代の優勝者に名前を刻む価値がある。このためにも、頑張りたいと思っています」

 大阪・大商大高在学時の3年前。古江彩佳とともに、ここ瀬田GCを訪れて衝撃を受けた。18年大会の最終日に最終組について歩き、ミンジ・リー(オーストラリア)ら米ツアーメンバーのプレーを観戦。「米ツアーの選手はスケールが大きくて凄い」と感じた。同じコースに選手として戻ってきた21歳は「結果を求めていく」と言い切った。

 9月に2週連続優勝を飾るなど今季4勝で賞金ランク4位。直近2試合は予選落ちと37位と優勝争いはできていないが、ショット時に上体が左に突っこむ悪癖を調整。「右側でさばく基本に戻るように。それができる回数が多くなっている」と手応えを口にし、「セカンド以降で自信を持って振り切れるか」とポイントを挙げた。

 今会場で開催された18年の優勝スコアは3日間で通算14アンダー、19年は同17アンダーだった。伸ばし合いの展開は必至。「毎日60台をマークして、いい位置にいられたら」。大会史上初めて4日間競技で行われる21年大会。アンダーパーを積み重ね、新たな優勝者として名を刻めば、今季獲得賞金は2億円を突破する。

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