女子駅伝 名城大、史上2校目の5連覇 全6区で首位譲らず

[ 2021年11月1日 05:30 ]

全日本大学女子駅伝 ( 2021年10月31日    仙台市・弘進ゴムアスリートパーク仙台―仙台市役所前市民広場、6区間38・1キロ )

5連覇を果たし、笑顔でポーズをとる名城大の選手ら。右から2人目は米田監督
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 名城大が2時間2分59秒で史上2校目の5連覇を達成した。2区の高松智美ムセンビ(4年)が自らの区間記録を19秒短縮する快走を見せるなど、6区間のうち5人が区間賞を獲得し通算6度目の優勝。5年連続2位となった大東大に2分36秒差をつけた。拓大が過去最高の3位に入り、最多10度優勝の名門・立命大は4位。8位までが来年の出場権を獲得した。

 名城大が1区から最終6区まで全てトップでたすきをつなぐ圧勝劇を見せた。昨年作った大会記録には2秒及ばなかったが、米田勝朗監督は「現時点でやれる最高の駅伝ができた」と選手たちをねぎらった。

 1区で7秒のリードを奪うと、着実に後続との差を広げた。2区の高松は不調でメンバー入りも難しかった状況から持ち直し、自身の区間記録を更新。3区で主将の和田有菜(4年)も負傷明けながら「日本一のキャプテンになるという思いでやってきた」と区間賞の力走で続いた。

 来年の世界選手権1万メートルの参加標準記録を突破しているエース・小林成美(3年)は5区で区間3位にとどまったが、「先輩方がつくり上げた伝統を引き継いで来年も頑張りたい」と誓った。

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