カージナルスが38季ぶりの開幕6連勝 マーリーが4TD ジャガーズはロンドンで初勝利

[ 2021年10月18日 09:33 ]

ブラウンズ戦で4TDをマークしたカージナルスのQBマーリー(AP)
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 NFLは17日に各地で第6週の12試合を行い、NFC西地区で首位に立っているカージナルスが敵地クリーブランド(オハイオ州)でブラウンズを37―14(前半23―14)で下し、全32チームの中で唯一全勝をキープ。開幕7連勝を飾った1974年以来、37シーズンぶりに初戦から白星を6つ並べた。

 オクラホマ大時代の2018年にハイズマン賞を受賞し、19年のドラフトで全体トップで指名されたQBカイラー・マーリー(24)は229ヤードと自己最多に並ぶ4TDをパスでマーク。クリフ・キングスベリー監督(42)や主力ラインバッカーのチャンドラー・ジョーンズ(31)ら5人が新型コロナウイルスへの感染でチームを離脱する中で、178センチの小柄な司令塔がチームをけん引した。

 ブラウンズは3勝3敗。オクラホマ大では学年的にマーリーの1年先輩で、ハイズマン賞(2017年)&トップ指名(2018年)という経歴も同じのQBベイカー・メイフィールド(26)は234ヤードと2TDをマークしたものの、チームは2シーズンぶりの連敗となった。メイフィールドは2019年12月14日のカージナルス戦でも24―38で黒星。“後輩”のマーリーに対しては2戦2敗とまだ勝ち星を挙げていない。

 ジャガーズは英国ロンドンでドルフィンズに23―20(前半10―13)で競り勝って今季6戦目で初白星。昨季から続いていた連敗を20でくい止めた。ドラフト全体トップで指名された新人QBトレバー・ローレンス(22=クレムゾン大出身)は319ヤードと1TD。同点で迎えた残り5秒には、ドルフィンズ陣内44ヤード地点での「第4ダウン&残り8ヤード」という状況から9ヤードのパスを通し、これが終了直前でのマシュー・ライト(25)による決勝FG(53ヤード)につながった。

 パッカーズ、レイブンズ、カウボーイズは5連勝。NFC西地区でカージナルスを追走しているラムズも5勝目を飾り、ライオンズからトレードで移籍したQBマシュー・スタフォード(33)はパスで4つのTDを記録している。

 <第6週の結果>

 ▼14日
バッカニアーズ(5勝1敗)28―22*イーグルス(2勝4敗)
 ▼17日
*ジャガーズ(1勝5敗)23―20ドルフィンズ(1勝5敗)
パッカーズ(5勝1敗)24―14*ベアーズ(3勝3敗)
ベンガルズ(4勝2敗)34―11*ライオンズ(6敗)
*コルツ(2勝4敗)31―3テキサンズ(1勝5敗)
ラムズ(5勝1敗)38―11*ジャイアンツ(1勝5敗)
チーフス(3勝3敗)31―13*ワシントン(2勝4敗)
バイキングス(3勝3敗)34―28(延長)*パンサーズ
*レイブンズ(5勝1敗)34―6チャージャーズ(4勝2敗)
カージナルス(6勝)38―24*ブラウンズ(3勝3敗)
カウボーイズ(5勝1敗)35―29(延長)*ペイトリオッツ(2勝4敗)
レイダース(4勝2敗)34―24*ブロンコス(3勝3敗)
*スティーラーズ(3勝3敗)23―20(延長)シーホークス(2勝4敗)
 ▼18日(日本時間19日)
*タイタンズ(3勝2敗)―ビルズ(4勝1敗)

 *はホームチーム。ジャガーズはホーム扱いのゲーム。

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