ラグビー日本代表・ジョセフHC 12日サンウルブズ戦へ「世界で戦えるフィジカルと強度見たい」

[ 2021年6月11日 05:30 ]

オンライン会見の臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ
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 日本ラグビー協会は10日、日本代表にとって19年W杯以来の実戦となる12日のサンウルブズ戦(エコパ)の登録メンバーを発表し、フランカーのリーチ・マイケル主将(東芝)ら25人が選ばれた。「出場時間が長い選手も短い選手もいるが、自分の力を出し切ることが重要。世界で戦えるフィジカルと強度を見たい」とオンライン会見に臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)。26日の全英・アイルランド代表ライオンズ戦(英エディンバラ)に向け、サンウルブズに回った9人を含む総勢34人によるジャージー争いのゴングを鳴らした。

 指揮官が「ゲームを理解しているという意味で、19年のメンバーが出る権利がある」と話す中、W杯代表組以外から先発入りを果たしたのがフランカー小沢直輝(サントリー)ら2人。渡欧後に姫野和樹(ハイランダーズ)が合流するFW第3列の小沢にとって、定位置獲得へ重要な一戦となりそうで、ジョセフHCは「彼の良さは安定感。チャンスを与える」と期待していた。

 《梶村、持ち味出す》サンウルブズは23歳のベン・ガンター、24歳のWTB高橋汰地ら、30代中心の代表よりも若いメンバーがそろった。大久保直弥ヘッドコーチは「一人でも多くの選手が代表をつかみにいくためにサンウルブズはある」と宣戦布告。CTB梶村祐介はサントリー同僚の中村亮土の対面での先発が決まり、「評価を上げるために必要な試合。とにかく持ち味を発揮したい」と得意のボールキャリー披露を宣言した。

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