“ミスター・サンウルブズ”カーク主将「5年間の思いぶつける」12日にラグビー日本代表と対戦

[ 2021年6月7日 20:46 ]

12日の日本代表戦に向けて、オンライン会見で熱い思いを語ったエドワード・カーク。左はサンウルブズのマスコット、ウルビー
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 今月12日に静岡・エコパスタジアムで行われるラグビー日本代表の強化試合の対戦相手として特別編成されたサンウルブズの“ミスター・サンウルブズ”ことエドワード・カーク主将(29=前キヤノン)が7日、オンライン取材に応じ、「二度とサンウルブズでプレーできないと思っていたのでうれしい。ファンが5年間応援してくれたので、恩返しをしたい」と熱い思いを語った。

 オーストラリア出身のカークはスーパーラグビーのレッズを経て、16年に結成1季目のサンウルブズ入り。フランカーとして献身的なプレーが高く評価され、17年には主将に就任。同年にはトップリーグのキヤノンとも契約し、今季までプレーした。新リーグに以降する来季以降も日本でのプレーを希望しているといい、「まだ29歳なので、日本でできることがたくさんある。仕事を募集中なので、お願いします」と笑顔でアピールした。

 今回の試合は、日本代表の強化が主たる目的。サンウルブズ側には8日以降に大分県別府市での合宿を打ち上げる代表から、十数名の選手が加わる予定となっている。選手の立場も違い、一体感が生まれにくい状況ではあるが、「最初のミーティングで話をした。ジャパンの準備と理解しているが、サンウルブズのジャージーを着るのは大事なこと。この5年間の思いをぶつけようと話した」と語った。

 コロナ禍でカーク自身、オーストラリアに残した家族とは9カ月も会っていないという。TLのシーズンが終了し、本来ならすぐに帰国するところだが、「最初は難しい判断だったが、こういう機会があったので、自分もファンに恩返ししたいし、サンウルブズのおかげで日本に来られた」と帰国延期を決断。他の誰よりも熱い思いを込めて、日本代表と激突する。

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2021年6月7日のニュース