渡辺彩香 新婚初戦へ決意「しっかり優勝争いできるように。相手にもいい報告を」

[ 2021年3月2日 17:19 ]

渡辺彩香
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 日本女子プロゴルフツアーの2021年第1戦、ダイキン・オーキッド・レディース(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)は3月4日から4日間、沖縄県南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6561ヤード、パー72)で行われる。開幕を2日後に控えた2日には練習ラウンドを終えたプロ10年目の渡辺彩香(27=大東建託)が公式記者会見に出席し、前日1日に自身のインスタグラムなどを通して発表した元柔道日本代表・小林悠輔(27)との結婚、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年から年をまたぐことになった2020―21年シーズンの目標などについて語った。

 小林との結婚報告には自身のインスタグラムだけで700件近いお祝いメッセージが寄せられた。

 「(試合)会場で会った人にお祝いを言われました」と会見場に姿を見せた渡辺は笑顔いっぱい。大会前には「こういう時だからこそ、お互いに地に足を付けてしっかり頑張ろう」と話し合ったという。

 埼玉・埼玉栄高の同級生でもある小林と交際が始まったのは5年ほど前。ここ数年続いた極度の不振により結婚を考えられないでいたが、2000年6月の2000年シーズン開幕戦、アース・モンダミンカップで5年ぶりの復活優勝を遂げ、気持ちは一変。今オフの結婚を決意した。今後は小林の拠点である茨城県つくば市と自身の拠点である静岡県熱海市を互いに往き来しながら渡辺はこれまで通り五輪出場と海外メジャー挑戦という目標を目指す。

 長らく不振が続いていたショットに安定感が出てきたことで、このオフはパッティングとショートゲームの強化を重点的に行ってきた。現在賞金ランクは首位を走る笹生優花(19=ICTSI)に約3350万円差の5位。2020―21年シーズンの目標は初の賞金女王になる。そのために弾みを付けたい大事な2021年初戦がミセスとして初めての試合にもなる。「しっかり優勝争いできるように頑張りたい。相手にもいい報告ができるように」と結婚を機に決意も新たに再スタートを切る。

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2021年3月2日のニュース