ウイリアムソン師円が国内最高V「ビックリ」

[ 2021年2月13日 21:10 ]

スピードスケート全日本選抜競技会長野大会最終日 ( 2021年2月13日    長野市・エムウエーブ )

男子1500メートルでゴールし、拳を握るウイリアムソン師円(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 男子1500メートルは3大会連続の五輪出場を目指すウイリアムソン師円(25=日本電産サンキョー)が1分44秒95の国内最高記録で制した。2位の一戸誠太郎(ANA)も1分45秒39の好記録で続いた。

 国内では初となる44秒台をマークしたウイリアムソンは「国内最高を目指していたけど、44秒が出るとは思わなくてビックリした」と驚きの表情。近年は不調に苦しみ「国内でも表彰台に乗れない時期が続いて4、5番手にいる自分に納得していたところがあった」というが、1年後の北京五輪に向けてギアを上げた。昨季から栄養士に指導を受けて取り組んできた肉体改造の成果が実り「こんなに早く結果に表れるとは」と喜びつつ、「これを早く自分のものにしないと一発屋になる可能性もある。冷静に分析したい」と引き締め直した。

 18年平昌五輪では女子が6個のメダルを獲得した一方で、男子は一つも獲ることができず「悔しさをそれぞれが感じた」。この3年間は切磋琢磨して男子全体のレベルが上がり、前日に非公式で行われた団体追い抜きでも五輪でメダルを狙える好タイムをマーク。ウイリアムソンは「パシュートだけじゃなくて個人でもという気持ちが短距離、中距離、長距離で表れている。来シーズンに向けてかなり火がついていると感じます」と北京五輪への手応えを口にした。

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2021年2月13日のニュース