76ersがわずか7人で試合 感染者+濃厚接触者+故障者などで10人離脱

[ 2021年1月10日 08:59 ]

実働2人となった76ersのブラドリー、リードのベンチ勢(AP)
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 NBAの76ersは9日、地元フィラデルフィアでナゲッツ戦に臨んだが、試合に必要な最少人数(8人)は登録したものの、プレーできたのは7人しかいなかった。

 先発ガードのセス・カリー(30)が新型コロナウイルスに感染し、これに伴って先発フォワードのトバイアス・ハリス(28)や今季14・1得点を挙げている控えガードのシェイク・ミルトン(24)ら4選手が濃厚接触と認定されて7日間の自主隔離に突入。さらにセンターのジョエル・エンビード(26)が腰、ガードのベン・シモンズ(24)とフォワードのマイク・スコット(32)は膝を痛めて欠場した。故障者は計4人。スコットは登録されたものの、ドック・リバース監督(59)は「選手の健康を守るのが私の義務」として出場させなかった。

 フォワードのテレンス・ファーガソン(22)は「個人的理由」でチームを離れており、結局ナゲッツ戦に出場可能となったのは契約下にある17人のうち7人だけで、新人3選手が初先発するという異例の事態となった。リバース監督は「試合をやるべきだったとは思わない」と延期という措置に踏み切らなかったNBA側の対応に不満をもらしたが、試合はスタート。ドラフト全体21番目に指名された新人のタイリース・マキシー(20)が44分出場して39得点をマークしたものの、第3Qまでに21点差をつけられて103―115(前半51―58)で敗れた。

 76ersは5連勝のあと連敗を喫して7勝3敗。11日に敵地アトランタでホークス、12日と14日にフィラデルフィアでヒートとの対戦が組まれているが、検査で陽性反応を示したカリーはこの3試合には出場できず、どの選手が復帰できるのかといったメドもまだ立っていない。

 ナゲッツもフォワードのマイケル・ポーターJR(22)が検査で陽性反応を示して戦列を離れているが、76ers戦ではゲイリー・ハリス(26)が5本の3点シュートなどでチーム最多の21得点を稼ぎ、ニコラ・ヨキッチ(25)も15得点、9リバウンド、12アシストをマークして勝利に貢献。今季の成績は4勝5敗となった。

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