新谷仁美が5000M日本歴代2位、3位広中璃梨佳も15分の壁を突破

[ 2020年9月20日 17:45 ]

陸上・全日本実業団対抗選手権最終日 ( 2020年9月20日    埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 )

新谷仁美
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 女子5000メートルで、新谷仁美(32=積水化学)が日本歴代2位の14分55秒83を出し、2位に入った。1万メートルを主戦場と位置付ける中で、5000メートルでも好タイムを出し、「コロナの間に田中希実ちゃんが日本記録(1500メートル、3000メートル)を出したり、世界の中距離界でも記録が出ていた。メンタルが弱い私には焦りになったが、自己ベストを出せて1万メートルへのつながりができたと思う」と声を弾ませた。

 序盤は、19歳のホープ、広中璃梨佳(日本郵政グループ)が引っ張った。中盤から陸上界の後輩に代わって、レースを作った。ラスト1周でダイソーのムワンギ・レベッカ(19=ケニア)のスパートに屈したが、福士加代子が05年に出した日本記録14分53秒22に次ぐ好記録。自己ベスト(15分7秒02)を大幅に縮められたのは、「彼女(広中)の積極性があってこそ」と、競争相手を称えた。広中は日本歴代3位の14分59秒37を出し、3位だった。

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2020年9月20日のニュース