12月の柔道GS東京大会、開催断念へ…丸山VS阿部は「代表決定試合」計画

[ 2020年9月20日 05:30 ]

柔道男子66キロ級五輪代表を争う阿部一二三(左)と丸山城志郎
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 国際柔道連盟(IJF)が国際大会のグランドスラム(GS)東京大会(12月11~13日、国立代々木競技場)の開催を断念する方針を固めたことが19日、分かった。新型コロナウイルス感染の危険性を考慮した。運営面などで東京五輪の試金石として注目されただけに、五輪・パラリンピック関係者からは「残念」と落胆の声とともに冷静な受け止めも聞かれた。

 柔道関係者によると、18日に全日本柔道連盟(全柔連)の山下泰裕会長とIJFのビゼール会長が電話会議を開き、集団感染が発生すれば五輪開催も危ぶまれるとして断念の方向でまとまった。来春以降への延期を目指すが、会場確保が困難な状況で事実上の中止の可能性がある。

 GS東京大会は柔道で五輪の日本代表が唯一決まっていない男子66キロ級の最終選考会を兼ねている。全柔連は中止や延期の場合は同時期に丸山城志郎(ミキハウス)と阿部一二三(パーク24)による代表決定試合を行う計画という。

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2020年9月20日のニュース