モリカワ、メジャー初優勝!日系米国人23歳、4位から混戦制した

[ 2020年8月11日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権最終日 ( 2020年8月9日    カリフォルニア州TPCハーディングパーク=7251ヤード、パー70 )

優勝トロフィーのふたを勢い余って落とすモリカワ(AP)
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 4位から出た日系米国人コリン・モリカワ(23)が1イーグル、4バーディーの64をマークし、通算13アンダーでメジャー初優勝(ツアー3勝目)を果たした。23歳6カ月での優勝は戦後3番目の若さ。18位で出た松山英樹(28=LEXUS)は70と伸ばせず4アンダーで22位、大会3連覇を狙ったブルックス・ケプカ(30=米国)は74と崩れ3アンダーの29位に終わった。今大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無観客で行われた。

 一時は首位に7人が並ぶ大混戦。モリカワはスーパーショット2発で抜け出した。14番パー4。グリーン右手前から15ヤードの第3打がそのままカップイン。これで勢いをつけると、16番パー4では294ヤードを1Wで2メートルに1オン。イーグルパットを決めて優勝を決定づけた。

 「こんなに早くメジャーに勝てるとは」とすがすがしい笑みを浮かべた。父が日系人、母は中国系で「3世か4世だと思う」と話す。戦後3番目の若さでのメジャー制覇。「まだキャリアのスタート。次に向けて準備したい」とその表情は自信に満ちあふれていた。

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