元大関・豪栄道の武隈親方が初のテレビ解説「新鮮でした。緊張しました」

[ 2020年3月15日 05:30 ]

大相撲春場所7日目 ( 2020年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )

 武隈親方(元大関・豪栄道)が初めてNHKのテレビ解説者を務めた。

 今年1月の初場所で引退したばかり。それだけに、現役力士の特徴を交えて具体的に解説。大奄美が錦木を寄り切った一番では「錦木の最近の悪いクセです。小手投げで(相手を)呼び込む。対戦相手も分かっています。力任せでいき過ぎるとこうなってしまう」と説明した。

 鶴竜と炎鵬の取組前には「(鶴竜は)おそらく突っ張っていくんじゃないかと思っています」。鶴竜は立ち合いで突っ張って炎鵬を懐に入れず快勝だった。

 遠藤を破った朝乃山には「苦手の相手に勝ったことと、連敗しなかったことは大きい」と大関獲りがかかる朝乃山の心境を推測していた。

 取組の合間には武隈親方や、この日のラジオ解説だった荒磯親方(元横綱・稀勢の里)ら昭和61年度生まれ世代「花のロクイチ組」の話題もあった。高校時代からライバルとしてしのぎを削った同世代の栃煌山の姿が見えると「栃煌山とやるときには気合が入りましたね」と現役時代を振り返っていた。

 地元・大阪での解説“初土俵”を無難にこなした武隈親方は「新鮮でした。緊張しました」とほっとした表情。実況のNHK太田アナから感想を聞かれると「逆に、どうでしたか?」と質問し、苦笑いしていた。

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2020年3月15日のニュース