千代丸、高熱で休場 関取の発熱休場は今場所初

[ 2020年3月15日 13:58 ]

大相撲春場所8日目 ( 2020年3月15日    エディオンアリーナ大阪 )

千代丸
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 西前頭15枚目の千代丸(28=九重部屋)が高熱により休場した。日本相撲協会はコロナウイルスの感染拡大の防止のため、力士らに検温を義務づけており、千代丸はこの日朝の検温で39・7度あったという。今場所、十両以上の力士で高熱のために休場するのは初めて。

 報告を受けた鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)は師匠の九重親方(元大関・千代大海)に病院で診断を受けた上で隔離するように指示した。鏡山危機管理部長によると、7日目の相撲を取り終えた前日は38・6度の発熱があったという。相撲協会は37・5度以上の発熱が2日続くと原則的に休場させるが、基準となるのは朝の検温のため、2日連続の高熱には当たらない。千代丸はこの日、大阪市内の病院で診察を受けた。16日に改めてインフルエンザの検査を受けるという。

 千代丸は初日から3連勝するなど7日目を終えて5勝2敗と好調だった。休場は18年秋場所以来で7度目。8日目の対戦相手の明生は不戦勝となった。

 発熱のため7日目の取組を休場した序ノ口力士は、8日目の朝の検温は36・5度に下がった。今後、出場するかどうかは師匠と相談して決めるという。

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