宇良、3連勝で勝ち越し王手「慌てました」

[ 2020年3月12日 13:14 ]

大相撲春場所5日目 ( 2020年3月12日    エディオンアリーナ )

<春場所 5日目>天王山(右)を突き落としで破る宇良(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 人気力士の三段目・宇良(27=木瀬部屋)が、天王山を突き落しで下し、勝ち越しに王手を懸けた。

 相手が変化気味にくるところを低い姿勢で当たって押し込む。押しつ押されつの攻防となったが、横に動きながら相手の腕をたぐり気味に突き落とし、一番相撲から3連勝を決めた。

 「(攻防になり)慌てました。ただ、気持ちを強く持っていこうと。攻めて、攻められて。こういう相撲を取るのは久しぶりですね。場面、場面でしっかり取れたと思います」と息を弾ませながら話した。

 地元大阪の寝屋川市出身。本来なら観客の声援に背中を押される場所だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、広い館内に観客は1人もいない。だが、「無観客というのは特に考えていません」とそのことを気にする様子は全くない。

 あと1番勝てば、ケガからの復帰後3場所連続の勝ち越しとなる。「三段目は(相手が)強い。あと一番勝ちたいですね」と前を見据えていた。

続きを表示

2020年3月12日のニュース