元林がデビュー24連勝 親方との“希善龍対策”実った 勝ち越し王手

[ 2020年1月16日 14:51 ]

大相撲初場所5日目 ( 2020年1月16日    両国国技館 )

<初場所5日目>希善龍(右)を攻める元林(撮影・郡司 修)
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 近大出身で東幕下14枚目の元林(23=鳴戸部屋)が序ノ口デビューからの連勝を24に伸ばした。十両に10度昇進している東幕下16枚目の希善龍(34=木瀬部屋)との3番相撲は、当たった後に引かれたが、前に落ちることなく付いていって押し出し。

 「体も自然と動いたので良かった。最後は引きしかないやろうと思って、しっかり腰を下ろしていった」

 この日の朝稽古でも師匠の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)がまわしを締めて“仮想希善龍”を努めてくれた。「(希善龍は)まわしを取ったら強いから、下から下から自信を持っていけ」というアドバイス通りの相撲で勝ち越しに王手をかけた。

 験担ぎは「同期と食事に行くこと」。14日は部屋で夕食を食べた後、入門同期である丸勝、桜井、三島とともに部屋近くにあるステーキ専門の飲食店チェーン「ペッパーランチ」に出向き、夜食と称して主力メニューである「ペッパーライス」と「100%肉塊ハンバーグ300グラム」を平らげた。

 勝ち星を重ねるごとに声を掛けられる機会も増えており、同じく部屋近くにある中華料理店では、訪れるたびにギョウザ1人前をサービスしてもらっているようす。周囲の支えと応援に「ありがたい」と感謝している。

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2020年1月16日のニュース