リーチ像、母校・札幌山の手高でお披露目 恩師も感慨「勇気、元気をもらって」

[ 2020年1月16日 11:53 ]

札幌山の手高の全校集会でお披露目されたリーチ像
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 昨年のラグビーW杯で日本代表を8強に導いたリーチ・マイケル(31=東芝)の像が16日、母校の札幌山の手高(札幌市西区)でお披露目された。W杯を盛り上げるために三菱地所が制作し、昨年末まで東京・丸の内でベンチアートとして親しまれていたもの。リーチの意向に添い、母校に寄贈された。全校集会で披露され、リーチの「大事にしてください」というビデオメッセージも流された。

 強化プラスチック製でベンチも含めた重さは156キロ。冬季は学校玄関に飾られ、雪解けを待って校庭の桜の木の下に移される予定となっている。ニュージーランドから留学してきたリーチを育て、現在もラグビー部を率いる佐藤幹夫監督は「日本代表のマークが桜なので、桜の木の下でみんなに見てもらいたい。つらいことがあったとき、リーチを見て勇気、元気をもらってほしい」と語った。

 佐藤監督がリーチの高校時代、「日本代表になったら銅像を立ててやるから頑張れ」と励ましたのが始まり。東海大2年時に代表入りすると「まだ早い。日本代表の主将になったら」と“条件”を変更し、今日に至っていた。「逆にリーチから像を贈られることになってしまいました。試合の時の顔のイメージが出ていて、凄い出来」と教え子のプレゼントを喜んだ。

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