ウィザーズ連勝ならず 八村は5試合連続の2ケタ得点

[ 2019年12月7日 11:56 ]

ヒートのバトラーをマークするウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)が6日、敵地マイアミ(フロリダ州)で行われたヒート戦で39分出場して14得点と6リバウンドを挙げ、5試合連続、今季14回目の2ケタ得点をマークした。しかし試合は103―112(前半65―61)で敗れて7勝14敗。今季2度目の連勝はならなかった。

 八村は5日に地元ワシントンDCで行われた76ers戦に自己最長の43分出場して27得点。2日連続の試合でしかもロードというタフな日程の中でデビューから21戦連続で先発を果たしたが、この日は後半でヒートに突き放された。

 ウィザーズはヒートに対して通算41勝85敗。勝率(・325)は対戦相手となる全29チームの中でワーストとなっており、最も苦手な相手として立ちはだかっている。ヒートは地元の「アメリカン・エアライン・アリーナ」ではこれで今季9戦全勝。タフな日程に加え、ウィザーズにとっては“歴史と場所”までもが「敵」となったゲームだった。しかも故障者を多く抱える影響でこの日は9人(ベンチ枠は13人)で応戦。第2Qには一時11点をリードしたが、第3Qは20―25。第4Qは最大8点差を一時1点差まで詰め寄ったが試合をひっくり返すまでには至らなかった。

 八村は213センチ、118キロのパワーフォーワード、マイヤーズ・レナード(27)や、206センチ、116キロのセンターでショットブロッカーでもあるバム・アデバイヨ(22)、さらに随所でヒートの大黒柱でもあるフォワードのジミー・バトラー(30)とマッチアップ。「センター色」の濃い役割を担いながらも、相手のエースのストッパーとしても奮闘した。しかし2日連続の試合ではシューティングのタッチはいまひとつ。ゴール下ではダンクなどで得点を重ねたが、ジャンプシュートは7本(うち3点シュートは2本)すべてリングに嫌われた。ブラドリー・ビール(26)は23得点を記録。ダビス・バターンズ(27)とモーリッツ・ワグナー(22)はともに19得点を稼いだものの、勝利にはつながらなかった。

 東地区全体で3位につけているヒートは16勝6敗。バトラーは28得点、11リバウンド、11アシストで今季2度目のトリプルダブルを達成した。アデバイヨは24得点と13リバウンド、さらにドラフト全体13番目に指名されたガードのタイラー・ヒーロ(19)も22得点を稼いで勝利に貢献した。
 
 なおウィザーズは試合後にマイアミからワシントンDCに移動。8日(日本時間9日)にクリッパーズと今季2度目の対戦が控えている。

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