羽生、逆転Vへルッツ投入4回転4種5本 公式練習で1度着氷「そのつもりでやります」

[ 2019年12月7日 05:30 ]

フィギュアスケートGPファイナル ( イタリア・トリノ )

会場入りする羽生(撮影・長久保 豊)
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 羽生は5日のSP後、フリー(7日)での4回転ルッツ投入について「調子次第」としていたが、6日の公式練習では曲を流しての滑走で転倒したものの曲かけ以外では1度着氷。ルッツを加えるとループ、サルコー、トーループ×2の4回転4種5本の構成になる。この日の練習後に「そのつもりでやります」と話し、自身初となる高難度プログラムに挑む。

 ジャンプの基礎点ではチェンを1・35点上回るが、SPの12・95点差を覆すのは容易ではない。「自分の演技だけでどうこう決まる結果ではないので。自分が何をすべきか、何ができるのかを考えないと」。憧れのプルシェンコ氏が優勝した06年トリノ五輪と同じ会場で、同氏の伝説的演目のオマージュである「Origin」は午後9時38分にスタート。不屈の25歳が完璧に舞う。大逆転の野望を、現実に変えるために。

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