羽生結弦、最強ライバルに「すごく感謝している」

[ 2019年12月8日 00:08 ]

フィギュアスケート・GPファイナル最終日 ( 2019年12月7日    イタリア・トリノ )

優勝したチェン(右)に拍手を送る羽生(撮影・小海途 良幹)
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 男子の羽生結弦(ANA)はフリーで194・00点をマークし、合計291・43点で2位だった。12・95点差のSP2位からの大逆転はならず、SP首位のネーサン・チェン(米国)が合計335・30点の世界最高得点で3連覇を達成した。

 羽生は競技後のメダリスト会見で、優勝したチェンを称えた。羽生はフリー冒頭の4回転ループについて「決めたくて演技に入りきっていなかった」と振り返り、「4回転を増やしていくというのは、そこのバランスをうまくとっていく必要があるということと直結する。ネーサン(チェン)はそれができているので、すごいなと思う」と話した。

 3年ぶり5度目の頂点に届かなかった今大会。「いろんな経験ができた。いろんなことを考えるきっかけになった」とし、「ネーサンが素晴らしい演技をしなければ学ぶことができなかった。強くなろうと思うこともできなかった。ネーサンにすごく感謝している」と晴れやかな表情を浮かべた。最強ライバルの存在が、羽生をさらなる高みに押し上げる。

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2019年12月7日のニュース