北條が日本選手権連覇!「世界でも通用する」スイム成長に手応え

[ 2019年10月6日 20:19 ]

トライアスロン日本選手権 ( 2019年10月6日    東京・お台場海浜公園周辺特設コース51・5キロ=スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ )

連覇のフィニッシュテープを切る北條
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 女子は昨年のアジア・ジャカルタ大会金メダルの高橋侑子(28=富士通)が1時間59分12秒で連覇を達成。男子も昨年覇者の北條巧(23=博慈会・NTT東日本・NTT西日本)が1時間47分19秒で2年連続の頂点に立った。

 北條はスイム、バイクと先頭を争い、ランの3周目で「いける時に(ペースを)上げよう」と18年アジア大会覇者の古谷純平(28=三井住友海上)を引き離して逃げ切った。「内容は良い方。ホッとしてます」と笑みを浮かべながらも「バイクで古谷選手と谷口選手(トヨタ車体)が逃げた時に少し反応が遅れてしまった。あれが世界の舞台だったら追いつくことができない展開になる」と反省を忘れなかった。

 初優勝した昨年度大会は「世界を知らないレベルだった」というが、社会人1年目の今季は得意とするスイムで「世界でも通用するようになった」と手応えを得た。日体大時代のレースに対する「仲間と一緒に楽しく」という考え方も、練習に専念できる環境を与えられたことで「結果が一番大事」に変化。自覚が強まった。

 成長著しい23歳だが、その反面、しっかりと地に足がついている。東京五輪出場とともに24年パリ五輪まで見据え、「パリだったら自分次第でメダルが獲れるくらいに戦える可能性がある。長いスパンで頑張りたい」と力強く語った。

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2019年10月6日のニュース