パラ競泳世界選手権 富田、銀2個 優勝タイムに4秒以上の差「危機感得られて、いい経験」

[ 2019年9月17日 05:30 ]

男子400メートル自由形(視覚障害S11)で銀メダルを獲得し、笑顔でポーズをとる富田
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 東京パラリンピックの出場枠が懸かるパラ競泳の世界選手権最終日は15日、ロンドンで各種目決勝が行われ、男子50メートル平泳ぎ(運動機能障がいSB3)で鈴木孝幸(ゴールドウイン)は48秒83で2位だった。

 400メートル自由形(視覚障がいS11)で初出場の富田宇宙(日体大大学院)も4分32秒90で2位。今大会で鈴木は銀メダルを4個、富田は2個獲得したが、ともに「金」はなし。2人とも日本の出場枠は獲得したが、日本身体障がい者水泳連盟の規定で東京大会の代表決定は持ち越された。日本は今大会で金3、銀7、銅4の計14個のメダルを獲得した。

 《自己新も危機感》金メダルを見据えて挑んだ本命の男子400メートル自由形で富田は自己ベストを更新しながら2位に甘んじた。優勝タイムに4秒以上の差をつけられ「今の僕には出せないタイム」と白旗を揚げた。13年から本格的に競技を始め、一昨年に軽度のS13からクラスが変わってトップ選手として活躍するが、今大会は頂点に届かず「危機感を得られて、いい経験になった」と出直しを期した。

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2019年9月17日のニュース