石川遼 64の猛追で首位に肉薄「最後まで突っ走って最高の一打を目指す」

[ 2019年9月13日 15:44 ]

男子ゴルフ ANAオープン第2日 ( 2019年9月13日    北海道北広島市 札幌GC輪厚C=7063ヤード、パー72 )

<ANAオープン2日目>18番、バーディーパットを決めガッツポーズする石川遼(撮影・沢田 明徳)
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 午前組でスタートした石川遼(27=CASIO)が64の猛追を見せ、通算8アンダーでV圏内に浮上した。

 5番パー5で20ヤードのアプローチを2メートルにつけバーディーを奪うと、6番では右バンカーからカップインさせ連続バーディーで一気に波に乗った。

 圧巻は後半の3連続バーディー。16番パー3では9Iのティーショットを5メートルに乗せ、17番パー5は残り245ヤードの第2打を3Iで2オンに成功。13メートルのパットを1・5メートルまで寄せた。そして18番では120ヤードの第2打をPWで1メートルにつけ最後を締めくくった。

 「昨日までとは何も変わっていません。ただ、4日間の中で1日、こういうスコアを出せるということは(ゴルフが)かみ合っているということ。以前はこういうゴルフができるのは数試合に1回だった。(そういう意味で)全体的に良くなっているのかなと思う」

 初日は「クラブが重く感じた」と腰に手を当て押さえるような場面もあったが、あえてホールアウト後に負荷を懸けたトレーニングを行ったという。「お尻から背中(の筋肉)が張っていた。張っているところをトレーニングで治すということは意外にあります」と説明する。

 2試合連続優勝を果たしたセガサミー以降も引き続き好調をキープしているが、以前に比べバンカーショットやアプローチの練習が減ったため若干の不安を抱えていた。しかし、この日は6番でバンカーからバーディーを決めるなど小技のキレも見せた。

 「先週あたりからバンカーショットも少しずつ良くなっていて、きょうもそういうショットが(カップに)入ってくれたのは自信になります」と手応えを口にする。

 ANAオープンは15年に優勝しているが「前回は1Wに悩んでいてアイアンショットでカバーしていた。今回は全然ゴルフが違う」と自己分析する。

 4年ぶりの優勝へ、初日6打あった首位との差は一気に縮まった。「どんな状況になっても最後まで突っ走って、自分の中の最高のショット、最高の一打を目指したい」と前を見据えた。

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