しぶこに負けん! 奈紗、意地の1差発進 3個目日本タイトル「獲りたい」

[ 2019年9月13日 05:30 ]

女子ゴルフ 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日 ( 2019年9月12日    兵庫県 チェリーヒルズGC=6425ヤード、パー72 )

18番、右ラフから第2打を放つ畑岡
Photo By スポニチ

 “黄金世代”の旗手は誰なのか。日米通算6勝を誇る畑岡奈紗(20)が世界を舞台に活躍する現役世代の第一人者としてその貫禄を示した。

 「もう少し後半、伸ばしたかったなと思います。まあ、60台なのでそんなに悪くないとは思いますけど」

 序盤の11番パー3で9Iの第1打をピン奥1メートルにつける快ショットでバーディーを奪うと、12、14、17番とピンそば1メートル前後に寄せるハイレベルなショットでバーディーを重ねた。風が強くなった後半のアウトで36と足踏みしたが、この日、第1打でフェアウエーを外したのは18番だけ。パーオンを逃した2ホールもボールはグリーンのカラーとショットはほぼ完璧。18、2番のボギーは3パットと2日目以降の修正点も明確。伸びしろを残した状態で首位に1打差と絶好のスタートを切った。

 予選落ちに終わった全英女子オープンの後、一時帰国。体重にして約2キロ。連戦の疲れから落ちていた筋肉量を約10日間のトレーニングによって取り戻して再び主戦場の米ツアーへ。ここ2試合は5位、4位と結果を残して帰国した。

 「LPGAの冠大会なので獲りたいという気持ちはあります」
 16、17年日本女子オープン連覇に続く3個目の日本タイトル奪取へ視界良好。黄金世代トップの座は譲らない。 (石川 勝己)

続きを表示

2019年9月13日のニュース