八村出身、明成高監督「名誉に思う」電話での報告に感謝

[ 2019年6月22日 05:30 ]

八村 日本人初!NBAドラフト1巡目指名

八村の快挙を受け、喜びを語る高校時代の恩師、私立明成高の佐藤久夫監督
Photo By 共同

 前夜は眠れなかったという明成高の佐藤久夫監督(69)は吉報に涙し「まさか9位とは…彼は(バスケ部の)9回生だからちょうど良いのかな。一緒に戦った3年間を名誉に思う」と話した。八村からも電話で報告を受け「本当に感謝しています。フライトは長くてタバコも吸えないけど、ワシントンまで見に来てほしい」と言葉をもらったという。

 佐藤監督は「彼が育つ根底には家族愛がある」と明かす。最後の高校選抜時は八村に主将を託すつもりだったが、本人は「チームがうまくいくのは僕じゃない」と固辞。弟の阿蓮とコートに立つ際は「弟が活躍できるようなプレーをしていた」という。その姿に指揮官は「自己中心的じゃなく、チームを家族として考えていた」と振り返った。

 初めて会った中3時の第一印象は「控えめ」。高校に入って1年がたつ頃、「ハーフの大将になれ」と声を掛けた。その言葉が八村の原動力の一つになった。佐藤監督は「今度は日本の大将になってほしい」と期待を込めた。

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2019年6月22日のニュース