バスケ女子日本代表、ベルギーに16点差快勝 初選出シューター林が最多19得点

[ 2019年5月31日 23:05 ]

バスケットボール女子国際強化試合 ( 2019年5月31日    茨城・アダストリアみとアリーナ )

 女子日本代表が今年最初の試合としてベルギーとの第1戦に臨み、91―75(33―25、23―13、20―12、15―25)で快勝した。代表初選出のシューティングガードの林咲希(24=JX―ENEOS)が第1Qだけで3Pシュート3本全て沈めるなど11点を挙げ、両チーム最多の計19得点と躍動。3Pシュートは8本中5本、成功させた。序盤から主導権を握った日本が、昨年のW杯4位の強豪国を下した。

 初選出ながら19点と大爆発した林は「コートに立って緊張したけど、今までの練習を出せばいいと思って落ち着いてやれた。先輩方が走って、いいリズムをつくってくれた」と振り返った。日本は鋭い攻守の切り替えで、体格で勝る相手を翻弄(ほんろう)。切れ味鋭い速攻を軸に、9選手が3Pシュートを成功。全選手で計27アシストをマークした。米国人のトム・ホーバス・ヘッドコーチ(52)は「1番から5番まで3Pを打つ。速いスピードでパスを出す。27アシストできて最高。これが日本のバスケ。素晴らしい」と手応えを口にした。

 16年リオデジャネイロ五輪8位の日本は開催国枠で20年東京五輪出場が決まり、今年は徹底強化に充てる重要な年。今回も4次にわたる強化合宿を経ての勝利となり、4連覇を狙う今夏開催予定のアジア杯へ弾みをつけた。ベルギーとの第2戦は6月2日に行われる。指揮官は「いい雰囲気で、楽しいバスケをやりたい」と前を向いた。

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2019年5月31日のニュース