ラプターズ 再延長でバックスを撃破 レナード36得点 バックス連勝は6でストップ

[ 2019年5月20日 12:29 ]

36得点を挙げてラプターズをけん引したレナード(AP)
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 NBAは19日にカナダ・トロントで東地区決勝の第3戦を行い、地元で2位のラプターズが118―112(前半58―51、延長8―8、再延長15―9)で1位のバックスを下し、このシリーズ3戦目で初勝利。カワイ・レナード(27)が再延長での8得点を含む36得点をマークして地元2万人のファンを歓喜させた。

 52分にわたってコートに立ち続けたレナードは、東地区準決勝第7戦(対76ers)から4試合連続で30得点以上を記録。この日は球宴に出場したカイル・ラウリー(33=11得点)と19得点を稼いだノーマン・パルエル(25)がともに第4Qで6反則目をコールされて退場となる中、2度の延長(計10分)ではレナードが踏ん張った。

 パスカル・シアカム(25)も51分の出場で25得点、11リバウンド、3スティールと攻守正面で活躍。ただし今季の成功率が78・5%だったフリースロー(FT)は9本中4本を失敗してしまった。96―94で迎えた第4Qの残り7・4秒には2本ともミス。これがバックスのクリス・ミドルトン(27)の残り2・2秒での同点シュートにつながるなど、詰めの甘さは次戦以降への課題となった。

 ラプターズにとって幸運だったのはバックスもFTで苦しんだこと。チームでは33本を放ったがこのうち11本をミスしており、これが最後にスコアに影響する結果となった。シーズンMVP候補、ヤニス・アデトクンボ(24)もFTで苦労した1人。自己最多の23リバウンドをマークしたものの、FT成功は7本中2本のみだった。再延長の開始36秒には6反則で退場。得点は今ポストシーズン最少の12得点に終わった。

 今季平均18・3得点を記録してアデトクンボとともに球宴に出場したクリス・ミドルトン(27)も9得点どまり。レギュラーシーズンを含め2ケタ得点の連続記録は25試合でストップした。

 バックスはジョージ・ヒル(33)がチーム最多の24得点、マルコム・ブログドン(26)も20得点を挙げるなどベンチプレーヤーは奮闘。ベンチスコアでは54―27と圧倒したが、先発陣のシューティングがふるわず、45年ぶりのファイナル進出に王手はかけられなかった。
 
 なおこのシリーズの第4戦は21日にトロントで行われる。
 

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2019年5月20日のニュース