ウェイドとノビツキーがホームで最終戦 2人のスター選手が地元ファンに別れ

[ 2019年4月10日 14:43 ]

ホーム最終戦を終えてギャブリエル夫人と抱擁を交わすウェイド(AP)
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 NBAヒートのドウェイン・ウェイド(37)が9日、地元マイアミのアメリカン・エアラインズ・アリーナでのホーム最終戦に出場。2万0153人のファンから嵐のような拍手を集めて今季初めて先発選手として出場し、ギャブリエル夫人がコートサイドで見守る中で4本の3点シュートなどで30得点を挙げた。

 試合は東地区全体10位のヒートが122―99(前半61―42)で76ersを下して連敗を4で阻止。今季成績を39勝42敗としたが、試合が終わる前に東地区全体8位のピストンズと9位ホーネッツがそれぞれ勝ったため、10日にブルックリンで行われるネッツとの今季最終戦を待たずにヒートのプレーオフ進出の可能性は絶たれた。

 ウェイドは2003年のドラフトで全体5番目(トップ指名はレブロン・ジェームズ)に指名されてNBA入り。2006年のファイナルではMVPに輝き、ジェームズらとともに12年と13年のファイナルでも優勝を飾った。

 一方、マーベリクス一筋に21シーズン目を迎えていたダーク・ノビツキー(40)も地元ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターでのホーム最終戦に臨み、サンズ戦で今季自己最多の30得点をマーク。ウェイドと違って自身の去就については語っていないが、今季限りでの現役引退は確実で、2万1041人の地元ファンに別れを告げるゲームとなった。

 マジック・ジョンソン社長(59)が試合前に辞意を表明したレイカーズは敵地ポートランドでトレイルブレイザーズと今季最終戦を行ったが、101―104(前半48―53)で敗戦。トレイルブレイザーズのモーリス・ハークレス(25)に3点シュートよるブザービーターを決められ、37勝45敗で全日程を終えた。

 NBAのレギュラーシーズンは10日(日本時間11日)に11試合を行って全日程を終了。東地区8位と9位のホーネッツがプレーオフ最後の出場枠を巡って、今季82試合目(ピストンズは対ニックス、ホーネッツは対マジック)を迎えることになった。

 <9日の結果>

*ピストンズ(40勝41敗)100―93グリズリーズ(32勝49敗)
ホーネッツ(39勝42敗)124―97*キャバリアーズ(19勝63敗)
*ヒート(39勝42敗)122―99 76ers(50勝31敗)
セルティクス(49勝33敗)116―110*ウィザーズ(32勝50敗)
ニックス戦(17勝64敗)96―86*ブルズ(22勝59敗)
ラプターズ(58勝24敗)120―100*ティンバーウルブス(36勝45敗)
ウォリアーズ(57勝24敗)112―103*ペリカンズ(33勝49敗)
*マーベリクス(33勝48敗)120―109サンズ(19勝63敗)
*ジャズ(50勝31敗)118―108ナゲッツ(53勝28敗)
*サンダー(53勝29敗)112―111ロケッツ(48勝33敗)
トレイルブレイザーズ(52勝29敗)104―101レイカーズ(37勝45敗)

 *はホームチーム

 <プレーオフ進出が決まったチーム>
 ▼東地区=(1)バックス、(2)ラプターズ、(3)76ers、(4)セルティクス、(5)ペイサーズ、(6)ネッツ、(7)マジック
 ▼西地区=(1)ウォリアーズ、(2)ナゲッツ、(3)ロケッツ、(4)トレイルブレイザーズ、(5)ジャズ、(6)サンダー、(7)スパーズ、(8)クリッパーズ
 *カッコ内の数字は9日現在の地区全体順位

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2019年4月10日のニュース