大学男子バスケのMVP「ネイスミス賞」はデューク大のウィリアムソン 八村は受賞ならず

[ 2019年4月8日 09:19 ]

ネイスミス賞を受賞したデューク大のウィリアムソン(AP)
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 全米大学男子バスケットボールの年間最優秀選手に贈られる「ネイスミス賞」を運営、管轄しているアトランタ・ティップオフ・クラブは7日、最終候補4人の中から今季の受賞者を発表。33試合で22・6得点、8・9リバウンドをマークし、フィールドゴールの成功率で68・0%をマークしていたデューク大(32勝6敗)のフォワード、ザイオン・ウィリアムソン(1年=2メートル1、129キロ)が選出された。

 37試合で19・7得点、6・5リバウンドをマークしていたゴンザガ大の八村塁(3年)のほか、最終候補に残っていたマーリー州立大のガード、ジャー・モラント(2年)、テネシー大のフォワード、グラント・ウィリアムス3年)らは受賞を逃した。

 ウィリアムソンはAP通信の最優秀選手にも選ばれており「MVP」はこれで2冠。ネイスミス賞を1年生で受賞したのは、2007年のケビン・デュラント(テキサス大→現ウォリアーズ)、2012年のアンソニー・デービス(ケンタッキー大→現ペリカンズ)に次いで史上3人目となった。デューク大からの受賞は2006年のJ・J・レディック(現76ers)以来、史上8人目。12日に発表されるもうひとつのシーズンMVP、「ジョン・ウッデン賞」でもウィリアムソンは最有力候補に挙げられており、6月のNBAドラフトでは全体トップ指名が確実視されている。

 ネイスミス賞はバスケットボールを考案し、1891年に初めてゲームを行ったカナダ出身の体育教師、ジェームズ・ネイスミス氏の名前をタイトルにしたもの。1969年の第1回受賞者はUCLAのルー・アルシンダー(のちのNBAレイカーズ、カリームアブドゥル・ジャバー)で、1984年にはノースカロライナ大のマイケル・ジョーダン(NBAブルズ)が受賞している。

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2019年4月8日のニュース