石川佳純 因縁の相手との死闘を制し3位死守「世界選手権が楽しみ」

[ 2019年4月7日 16:47 ]

卓球・アジア杯最終日 ( 2019年4月7日    横浜文化体育館 )

 女子3位決定戦で、石川佳純(26=全農)がフェン・ティアンウェイ(32=シンガポール)との死闘を制した。12―10、14―12、15―17、17―15、11―8の4―1で勝利した。

 1ゲーム目から4ゲーム目まで、11点で勝負が決まらない大接戦。日本のサウスポーは、3ゲーム目に飛び込んだ際に左膝を打ち、その後も汗で滑って倒れる場面もあった。ここを15―17で落とした次の第4ゲームが、ターニングポイント。「苦しい展開。押されていた内容」を粘って17―15で奪取。勝利につなげた。

 1次リーグではストレート負けをしていた。遡れば、12年ロンドン五輪の3位決定戦でも敗れている。因縁の相手に「(今大会)2回連続で負けたくない。作戦も思い切って変えた」と対策を立てた。2日前は、バックハンドを攻めた際にフォア側に返されたボールに手を焼いたが、この日は逆にそれ狙った。さらにラリー戦でも上回った。

 内容ある勝利に、「世界選手権が楽しみ」と声が弾んだ。

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2019年4月7日のニュース