平野歩夢スケボー国内大会3位、東京五輪へ「近づくきっかけになれば」

[ 2019年3月16日 15:59 ]

スケートボード・日本オープン・パーク大会 ( 2019年3月16日    藤沢市鵠沼海浜公園スケートパーク )

<スケートボード 日本オープン・パーク大会 男子決勝>華麗な滑りを見せる平野歩夢(撮影・西海健太郎)
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 冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプ(HP)で2大会連続銀メダルの平野歩夢(20=木下グループ)が3位となり、20年東京五輪に向けて第一歩を記した。

 練習からファンの大きな注目を浴び、予選は64・3点で3位通過。決勝は1回目は転倒があって42・2点にとどまったが、2回目に高さのあるトリックをメークして66・8点をマーク。優勝は笹岡健介、2位は永原悠路だった。

  東京五輪の出場権を得るためには10月以降の世界選手権で上位3人に入るか、国際大会でポイントを稼ぐ必要がある。今大会と5月に日本選手権(新潟)の2試合の国内ポイントの上位3人が国際大会に派遣されるため、今大会3位の平野も十分に可能性がある。平野は「楽しめた。みんな上手なんで、なかなかそんなに簡単にはいかない。これが五輪に近づくきっかけになればいい。すべてが自分にとってのチャレンジ」とコメントした。

 4歳からスケートボードを始め、スノーボードの練習の一環として継続して続けていた。昨年11月には「1つの挑戦として、自分の成長のために頑張ろうと思う」と東京五輪を意識したコメントを残していた。

 日本選手で過去に夏季と冬季の両五輪に出場したのは橋本聖子(スピードスケート、自転車)、関ナツエ(スピードスケート、自転車)、青戸慎司(陸上、ボブスレー)、大菅小百合(スピードスケート、自転車)の4人。両五輪でのメダル獲得はいまだなく、平野は日本初の快挙を目指す。 

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