男子バスケW杯1次リーグの組み分けが決定 日本は王者・米国と同じE組 開幕戦の相手はトルコ

[ 2019年3月16日 21:05 ]

日本代表での活躍が期待される八村(AP)
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 男子バスケットボールのW杯(8月31日~9月15日=中国)の1次リーグ組み合わせ抽選会が16日に中国・深センで行われ、世界選手権時代を含めて3大会ぶり5回目の出場を果たした日本は、3大会連続の優勝を目指す米国と同じE組に入った。

 国際バスケットボール連盟(FIBA)のランクで日本は48位。五輪を含めた世界大会で米国と対戦するのは1972年のミュンヘン五輪(33―99)以来、47年ぶり通算4回目となるが、NBAのトップ選手で編成される米国代表と対戦するのこれが初めてとなる。

 セレモニーにはNBA元レイカーズのコービー・ブライアント氏(40)と元ロケッツの姚明氏(38)らがホスト役として登場。抽せんに当たっては出場32カ国をFIBAランクに従って8つのポット(グループ)に分け、ポット8の日本はポット1、4、5に入ったチームと同じ組に入ることが事前に決まっていた。

 9月4日の1次リーグ最終戦で対戦する米国代表は米大陸予選まではNBA傘下のマイナー、Gリーグの選抜チームだったが、W杯と東京五輪ではNBAのトップ選手による編成に切り替わり、スパーズを率いてファイナル5度の制覇を達成しているグレグ・ポポビッチ監督(70)が世界大会で初めて指揮を執ることになる。

 現在、レイカーズのレブロン・ジェームズ(34)、ウォリアーズのステフィン・カリー(30)、ケビン・デュラント(30)ら35人が代表候補に選ばれており、この中からW杯メンバーが選出される。

 8月31日の開幕戦で対戦するトルコは世界ランク17位。NBAには開幕時に5人が登録されており、現在リーグ全体で首位を走るバックスのアーサン・イリヤソーバ(31)や、キャバリアーズの先発、セディ・オスマン(23)といったフォワードが代表入りする可能性がある。

 またチェコは初出場だが、NBAウィザーズの大型ガード、トマス・サトランスキー(27=2メートル1)ら2メートル以上の選手が9人代表入りしており、ゴンザガ大の八村塁(ゴンザガ大=21)やNBAグリズリーズと「2―WAY契約」を交わしている渡辺雄太(24)を擁しているとは言え、日本にとっては手強い相手になりそうだ。

 日本は8月31日に17位のトルコ、9月2日に24位のチェコ、4日に米国と対戦する。なお1次リーグの上位2チームが2次リーグに進出。3位と4位は順位決定リーグに回る。またこの大会の各大陸最上位チーム(5)、米大陸と欧州の2位チーム(2)の計7チームが東京五輪への出場権を獲得する。

 <1次リーグの組み合わせと開催都市>

 ▼A組(北京)=中国(30)、ベネズエラ(20)、ポーランド(25)、コートジボワール(64)
 ▼B組(武漢)=アルゼンチン(5)、ロシア(10)、韓国(32)、ナイジェリア(33)
 ▼C組(広州)=スペイン(2)、プエルトリコ(16)、イラン(27)、チュニジア(51)
 ▼D組(仏山)=セルビア(4)、イタリア(13)、フィリピン(31)、アンゴラ(39)
 ▼E組(上海)=米国(1)、トルコ(17)、チェコ(24)、日本(48)
 ▼F組(南京)=ギリシャ(8)、ブラジル(12)、モンテネグロ(28)、ニュージーランド(38)
 ▼G組(深セン)=フランス(3)、ドミニカ共和国(20)、ドイツ(22)、ヨルダン(49)
 ▼H組(東莞)=リトアニア(6)、オーストラリア(11)、カナダ(23)、セネガル(37)

 *カッコ内の数字はFIBAランキング

 <日本の1次リーグ試合日程>
 ▼8月31日=対トルコ
 ▼9月2日=対チェコ
 ▼9月4日=対米国

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