山本憲二 日本人トップの7位「自信になる」びわ湖毎日マラソン

[ 2019年3月10日 16:27 ]

びわ湖毎日マラソン ( 2019年3月10日    滋賀・皇子山陸上競技場発着 )

日本人トップの7位でゴールした山本憲二
Photo By 共同

 2020年東京五輪のマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(9月15日開催)シリーズ最終戦とドーハ世界陸上(9〜10月)選考会を兼ねた「びわ湖毎日マラソン」(スポニチ後援)は10日、滋賀県大津市の皇子山陸上競技場を発着点とする42・195キロで行われ、山本憲二(29=マツダ)が2時間8分42秒で日本人トップの7位に入った。山本はすでにMGC出場権を獲得していた。S・ブナスル(28=モロッコ)が2時間8分42秒で優勝した。

 山本は、先頭集団でレースを進め、30キロ過ぎからは先頭に出る場面もあった。最後はブナスルら外国人選手に離されたものの、レース後は「練習の成果が出たと思う」と納得の表情。これまで1度もマラソンで先頭に出たことがなかったといい「仕掛けをしてみたいと思い仕掛けてみました。世界との差を感じることができたので、しっかり練習していきたい。今まで仕掛ける勇気がなかった。いい経験ができたと思う」と振り返った。9月のMGCに向けては「日本人トップを取れたってことは自信になる。昨年、地元(広島)で震災があって明るいニュースが届けられてなかったので、こういう形で、MGCでもいいニュースを届けられたらいいなと思う」と誓っていた。

 山本は、東洋大3年時に箱根駅伝デビューし、最終10区で区間賞。4年時は3区で区間2位と好走し、マツダに入社した。実業団では相次ぐケガに悩まされたが、昨年の東京マラソンで2時間8分48秒をマークし、MGCの出場権を獲得していた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年3月10日のニュース