NBAロケッツがアンソニーを放出へ ロケッツでの出場は10試合のみ

[ 2018年11月16日 11:05 ]

ロケッツ退団が決まったアンソニー(AP)
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 NBAロケッツのダリル・モーリーGMは15日、今季から加入していたベテラン・フォワード、カーメロ・アンソニー(34)との関係を打ち切ることを表明。解雇かトレードかは今後検討していく姿勢を示した。

 ナゲッツ、ニックス、そして昨季在籍したサンダーでの過去15シーズン、アンソニーは出場全1054試合で先発してきたが、サンダーからホークスへのトレードを経て入団したロケッツでは当初、ベンチから出場する控え選手としての役割を受け入れていた。

 実際、今季は出場10試合中8試合がベンチからの出場。しかしその役割さえも次第にドラフト外入団の新人、ゲーリー・クラーク(23)に奪われるようになり、今季の出場時間(29・4分)と得点(13・4)はいずれも自己最少となっていた。

 アンソニーはシラキュース大から2003年のドラフト全体3番目にナゲッツに指名されてNBA入り。その時にトップ指名されたのが現在、レイカーズに所属しているレブロン・ジェームズ(33)で“黄金世代”を代表する選手の1人だった。

 球宴出場は10回を数え、五輪には米国代表史上最多の4回出場して金メダルを3回獲得。しかしロケッツでいったん受け入れた「ロール・プレイヤー(控え選手)」には最後までなじめなかったものと見られている。

 ロケッツ側はアンソニーの年俸がベテラン最低の240万ドル(約2・7億円)となっているため、安易にウェーバーにかけると本人が望まない球団から声がかかる可能性もあるため、放出と退団に向けたプロセスについては慎重に検討していくとしている。

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2018年11月16日のニュース