服部真夕 初のシード落ちも 来季へ「方向性は見つかっている」

[ 2018年11月16日 21:48 ]

女子ゴルフ 大王製紙エリエールレディース第2日 ( 2018年11月16日    愛媛県松山市 エリエールゴルフクラブ松山=6525ヤード、パー72 )

<エリエールレディス第2日>9番、キャディーにボールを渡す服部(撮影・井垣 忠夫)
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 賞金ランク82位からの逆転賞金シード獲得を目指した服部真夕(30=朝日インテック)は73とスコアを落とし、通算イーブンパーの67位で予選落ち。プロ入り1年目の07年から10年間、守り続けてきたシード権を失った。ツアー通算5勝。12年には賞金7000万円余を稼ぎ出し、賞金ランクでも初のトップ10入りを果たしたが、14年シーズン終盤からアプローチイップスに悩まされ、成績も下降を続けていた。

 ――14番のバーディーで乗っていきたいところでした。

 服部 う〜ん、ティーショットが良くなかったんでフェアウエーから打てないと、厳しいところもあって……という感じですかね。

 ――シーズン通してフェアウエーキープ率(58・4874パーセント=83位)が良くなかった。

 服部 そうですね。今シーズンは結構、曲がってましたね。

 ――その修正がシーズン中はなかなかできなかった。

 服部 う〜ん、ですね。

 ――来年以降への光明は。

 服部 ハイ、方向性は見つかっています。なのでそれにしっかり取り組んでいくことも大事ですし、新たに挑戦するというのも大事なので、そういう部分では今年、開幕から思うようにゴルフができずに、苦しい時期が続いたんですけど、いい時もあれば、悪い時もあるので、これをしっかりと受け止めて来年以降、この経験が生きればいいなという風に思ってます。

 ――具体的は方向性とは。

 服部 ティーショットもそうだったんですけど今シーズンはアイアンもあんまり良くなくてそこがなかなかスコアにつながらなかった部分もあるんです。でもアイアンは少し良くなってきてます。チャンスはシーズンの前半に比べたらたくさんあったので、それをしっかり決めきれるかというところが1番の課題だと思います。これだけ(スコアの)伸ばし合いになるとしっかりバーディーを取っていかないと苦しくなります。ボギーもあることは仕方がないと思っています。しっかりバーディーが取っていけるように今後やっていきたと思っています。

 ――スコアの伸ばし合いになっているという話でした。日本ツアー全体のそうした変化は感じますか。

 服部 そうですね。ホントに止まるグリーンの時はみんなのレベルが上がってきてて伸ばし合いがどんどん増えてきてます。そういう部分では私がツアーに入ってきた時と比べればかなり変わってきてると思います。

 ――プロゴルファーとしては賞金シードへのこだわりがあったのでは。

 服部 う〜ん、でも何か、その守らなきゃいけないっていうのがずっとあったので、そういう部分ではこういう風に1回途切れて、また、何か一からゴルフに取り組めるのかなと思っています。シードを守るよりは優勝争いに絡んで上位で戦いたいというのがあります。下の方で争うよりは気持ちもいい。こういう風になってまた新たな発見とかあったらいいなと思います。

 ――新しく誰かに教わるというのは。

 服部 (イ・ボミらを育てた)チェ・ボムスさんに今年少し教わってて。アプローチは少し兆しが見えてきたのかなというのはあります。ショットのこともそうなんですけど、私が教わって劇的に変わったのはアプローチなんで。

 ――ボムスさんにはいつから。

 服部 今年の5月ですかね。李知姫(イチヒ)さんと李知姫さんのコーチが紹介してくださって。アプローチはこれだけイップスが続いているのでなかなかしっかり打てるようになりましたっていうのは時間がかかるんですけど、少しずつ寄る可能性が高くなってきたのかなっていうのはあるので。私にはメチャクチャ大きいです。芝がペチャッってなってる時はいろんなミスが出てきてしまうんですけど、少し転がすアプローチができるようになったのでそこは今シーズンの良かった部分ではあります。

 ――オフは楽しみも大きい。

 服部 そうですね。また、いろんなことに挑戦できたらなって思います。

 ――どこかで山ごもりするとか。

 服部 山ごもり!どうしましょうね。しようかな。

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