“大荒れ”セリーナ 表彰式では元女王らしい姿「もうブーイングはやめましょう」

[ 2018年9月9日 07:27 ]

表彰式で涙を流す大坂(左)に言葉をかけるセリーナ(AP)
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 テニスの全米オープンは8日、女子シングルス決勝が行われ、第20シードの大坂なおみ(20=日清食品)が元世界1位で第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)と対戦。6―2、6―4のストレート勝ちを収め、日本選手として初の4大大会制覇を果たした。

 試合中はラケットを破壊し、審判に激しい口調で抗議するなど“大荒れ”だったセリーナ。しかし試合が終わると大坂と抱擁を交わして、お互いの健闘を称えた。

 表彰式が始まると、地元のセリーナに声援を送っていたファンから大きなブーイング。異様な雰囲気に涙を流す大坂にセリーナは優しく言葉をかけ、観客席には「彼女はいいプレーをしました。彼女にとって最初のグランドスラムの優勝です。もうブーイングはやめましょう」と呼び掛けた。

 最後は「おめでとうナオミ」と大坂を祝福。元女王が見せた器の大きさに、ファンから大歓声が沸き起こっていた。

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2018年9月9日のニュース