貴公俊、復帰戦で勝利「緊張した」 貴乃花親方は審判員として取組を見守る

[ 2018年7月9日 14:25 ]

<大相撲名古屋場所2日目>寄り切りで勝利し貴乃花親方(中央)が見つめる中、勝ち名乗りを受ける貴公俊 (撮影・奥 調)
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 大相撲の名古屋場所2日目が9日、愛知・ドルフィンズアリーナで行われ、付け人への暴行で一場所の出場停止処分を受けていた幕下・貴公俊が復帰戦白星を飾った。琴欣旺を相手に立ち合い鋭く左を差して、右上手を取りそのまま一気に寄り切った。

 「集中してとっさに何も考えずにいけました。一場所間があったんですけど、(本場所の雰囲気が)なつかしいなと思いました。(相撲勘は)稽古しているので(問題なかった)。久々に緊張しました」と3月の春場所6日目以来の白星にホッとした様子で振り返った。

 土俵下では師匠の貴乃花親方(元横綱)が審判員として取組を見守っていた。控えから立ち上がってそんきょの姿勢を取ろうとした際に右ひざの関節がズレるアクシデントに見舞われた。「気合いが入りすぎて。右がパコンと外れました。でも(過去にも経験が)あったので」と慣れた仕草で膝を回して元に戻し、事なきを得た。

 取組後は観客から大きな拍手を受けた。「変わらずに(皆さんに)応援してもらえているんだなと思いました。こういう経験があったから、心も体も強くなったと思われるようになりたい。とりあえず一番勝ったので、とりこぼしなく全部勝てるように頑張ります」と気を引き締めていた。

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