大坂 サーブ最速191キロ、威力発揮 ケルバー戦へ粘りの戦い誓う

[ 2018年7月6日 00:04 ]

テニス ウィンブルドン選手権第4日   大坂6―3、6―4ボールター ( 2018年7月5日    オールイングランド・クラブ )

3回戦進出を決めてガッツポーズの大坂なおみ(AP)
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 「自分のプレーには満足しているけど、もっとよくしていかなきゃいけないところもたくさんある」。大坂は満足感と反省を込めて振り返った。英国で人気のボールターには先月の初対戦で完勝していた。前回以上にブロックリターンを駆使し、要所で好サーブも見せた相手をどうにか振り切った。

 持ち前の強力サーブは1回戦では最速191キロをマークした。計測された中ではビーナス・ウィリアムズ(米国)に次ぐ2位のスピード。前哨戦で痛めた腹部にテーピングを施したこの日も同じく最速191キロを記録した。第1サーブの得点率83%に比べて第2サーブの得点率38%と極端に落ちたのは課題だが、芝では得意のサーブが威力を発揮している。

 これで4大大会では5大会連続の3回戦進出。「それはそれでいいけど、いつも3回戦で終わりたくはない。まだ1度しか3回戦を突破したことがないから、もっともっと勝ち上がりたいの」。その前に立ちはだかるのは元世界1位で現在10位のアンゲリク・ケルバー(30=ドイツ)。「とても厳しい相手」と覚悟しつつ「凄くよく走るし、リターンもうまい。彼女はミスしないから長いラリーにもなると思う」と粘り強い戦いを誓った。

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