ジョセフJAPAN 16点差から猛追惜敗も「学ぶこと多かった」

[ 2018年6月17日 05:30 ]

ラグビー リポビタンDチャレンジカップ2018第2戦   日本22―25イタリア ( 2018年6月16日    ノエビアスタジアム神戸 )

後半25分、トライを決め、ガッツポーズするマフィ(右)(撮影・吉田 剛)
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 日本はイタリアに22―25で敗れ、史上初のティア1からの2連勝を逃した。前半4分のシンビン(10分間の一時的退場)で試合の主導権を握れず。最大16点差をつけられながらも食らいついたが、最後まで規律の乱れが尾を引いた。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、48)とフィフティーンは、春の最終戦となる23日のジョージア戦(豊田スタジアム)での巻き返しを誓った。

 34―17での快勝から1週間。規律厳守の大原則を改めて突き付けられる敗戦だった。ジョセフHCも「残念だが、学ぶことが多かった。イエロー(シンビン)で払った代償は大きかった」と評した。

 前半4分、ロックのアニセが相手の肩より上へエルボー気味にタックルに入り、シンビンとなった。第1戦では序盤から積極的に蹴って相手を消耗させる戦術が奏功したが、1人少ない状況で蹴るに蹴れず、プランは崩壊。後半も2点差に迫った追い上げムードを、自陣での反則2連発で2PGを許して自滅。リーチ主将は「ボールが欲しい気持ちが強くてやり過ぎた。マインドセットを変えないと」と規律厳守の重要性を説いた。

 ラック周りを突き、ボール争奪戦に激しく重圧をかける相手の伝統的スタイルにも、手を焼いた。それでも後半の立ち上がりに16点差に広げられながら、2トライ2ゴールを返して2点差に詰めたのは、底力がついた証拠。フッカー堀江も「今までならボロ負けしていた。チーム力が上がった」と前向きに捉えた。

 ジョージア戦は6月の勝ち越しを懸けた一戦になる。黒星と引き換えたレッスンを生かせるか。堀江は「もう一回気合を入れる」と前を向いた。

 ▼イタリア・オシェイHC 前半の内容は特に良かった。第1戦では五分の競り合いを全て日本が持っていったが、今日は我々が持っていった。第1戦の大分よりも気温や湿度の面でもやりやすかった。

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