谷岡学長 栄監督解任の理由…セコンド固辞も友人とランチ「こんな態度しか取れないのか」

[ 2018年6月17日 16:58 ]

<全日本選抜レスリング選手権>栄氏の監督解任を発表する至学館大・谷岡学長(左)(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 至学館大の谷岡郁子学長は17日、東京・駒沢体育館で行われたレスリングの全日本選抜選手権終了後に緊急会見を行い、レスリング部の栄和人監督の解任を発表した。谷岡学長は「3日前の謝罪表明、その後の彼を見守っておりました。全く期待外れでまだ分かっていない。反省できていないと思わざるを得なかった」と厳しい口調で語った。

 「監督と選手の共同での再出発を期待していた」と谷岡学長は今大会でセコンドにつくことも依頼したが、栄監督に固辞された。その一方でスタンドには至学館大の席に「私たちの知らない人を招いて」一緒に観戦し、試合中の休憩時間には選手らと話をするでもなく外に昼食に出かけた。

 そうした栄監督の姿に「こんな大事な場面でこんな態度しか取れないのか」と指導者としての適性を疑い、「まだ半病人ということでセコンドにつけないのかと思ったが、友達とごはんに行く元気があるなら選手たちについていてほしかった」と信頼感を失った。選手たちからも「監督は本当に反省しているの?」と疑問の声が上がったといい、2日目終了後に謹慎を命じて名古屋の自宅に戻らせた。関係者と協議した結果、16日に解任決定。同日に栄監督自身にも伝えて「申し訳ありませんでした」との返答があったという。

続きを表示

この記事のフォト

2018年6月17日のニュース