男子競歩世界記録保持者・鈴木 19日、2年9カ月ぶり実戦へ

[ 2018年5月18日 05:30 ]

資格停止処分を受けた経緯を説明する鈴木
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 日本陸連への強化費不正申請で昨年10月から6カ月間の資格停止処分を受けていた男子20キロ競歩世界記録保持者、鈴木雄介(30=富士通)が19日の東日本実業団選手権(熊谷)で約2年9カ月ぶりに実戦復帰する。鈴木は17日、千葉市内で取材に応じ「(処分は)認識の甘さが招いた恥ずべきこと。今後は一から競技に向き合いたい」と反省を口にした。

 鈴木は16年10月から17年3月、実際の金額とは異なる交通費と受診していない治療費を申請し、陸連から処分を受けた。一方で、股関節痛が完治せず15年の北京世界選手権を最後に公式戦不出場が続いたが、実戦復帰できるまでに回復。「目指すべきところまでは及ばないが、練習に打ち込めるまで来られたのはうれしい」と大会を待ちわびていた。

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