鶴竜「自分の言葉で」ファンにあいさつ 高安は右肩痛めるも「大丈夫」

[ 2018年5月3日 13:38 ]

<稽古総見>あいさつをする鶴竜
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 横綱審議委員会(横審)稽古総見が3日、東京・両国国技館で一般公開して行われ、横綱・鶴竜(井筒部屋)が2場所連続優勝へ向けて気を引き締めた。三役以上の申し合い稽古で汗を流し、横綱・稀勢の里らを相手に6勝3敗。稀勢の里とは3番連続で取り、会場を沸かせた。

 「年1回、ゴールデンウイークにたくさんの人が集まってくれた。上位とたくさん(申し合いを)やればお客さんは喜ぶだろうね」。力士会会長として締めのあいさつも務め「自分の言葉であいさつしたかった。ファンの信頼を取り戻したかった」と話した。右手の指の状態は「(相撲を)取れないほどではない」と説明。夏場所(13日初日)へ「新たな気持ちで、新たなチャレンジ。優勝していないつもりで」と話した。

 大関・高安(田子ノ浦部屋)は豪栄道との申し合いで右肩を痛め、声を上げて自らうずくまったが、「当たりどころが悪かったけど大丈夫です」とコメント。2横綱を撃破した栃ノ心を破って意地を見せた。「まだまだ全体的に上げられると思う。初日にベストな状態に持っていきたい」。体のケアとトレーニングを並行して仕上げていくつもりだ。

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